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業種
建設業
お客様情報
全従業員350名
合計拠点8拠点(本社1拠点、他7拠点)

経緯

システム導入前の就業管理は、自己申告制でした。
過重な時間外労働を行っている従業員が多く、実態の把握も困難な状況だったため、時刻を客観的に
記録することで労働時間を管理できるシステムを希望されていました。
更に、就業管理システムの導入で有給休暇の取得率を把握し、所属長や各個人に確認をさせることで、
取得の促進したいとお考えでした。
また、各種申請や届出を月末にまとめて提出する形式を取っており、従業員からの信頼度が低い現状が
ありました。
このため、都度申請出来る環境に切り替えることで、実態を把握出来るシステムを希望されていました。

課題

1 各従業員がExcelの出勤簿に出勤時刻・退勤時刻・時間外労働時間を手入力し、上長に承認を得ていたが、時刻の信憑性がなかった。更にみなし労働時間制で30時間までの時間外労働手当を支給していたため、全従業員が時間外労働30時間で帳尻を合わせた申請を月末にまとめて入力し、上長へ提出している実態があった。そのため実際の労働時間の把握は困難だった。
2 有給休暇の取得や残日数の管理を、紙で申請してエクセルで管理するアナログな方法を取っていたため、各従業員が自身の有給休暇の使用日数や、残日数自体の把握が困難であり、有給休暇の消化率が低く、年間を通して1日も取得していない従業員も少なくなかった。
3 実態に則した就業管理が出来ていないため、従業員個々が自由に働いてしまい、時間外労働が著しく多かった。実態に則した労働時間の管理として、直行直帰が多い現場仕事であっても、PCやスマートフォンは持っているため、それらを使用して出勤や退勤の打刻をおこなうことが可能なシステムを検討することになった。

効果

クロッシオンのWebレコーダーを導入することで、客観的な時刻で労働時間の管理が可能になりました。
クロッシオンで時間外労働を申請し、Webレコーダーからの打刻で出勤や退勤の打刻との乖離が把握出来るため、実態に則した就業管理が可能となった。
クロッシオンのワークフロー機能を使用することで、各種届を事前に提出可能な運用になったため、信憑性が高くなりました。
クロッシオンのタイムカード機能で有給休暇の残日数や使用数が常時把握可能なため、有給休暇取得への意識が高まりました。

ポイント

1 クロノスPerformanceから出力される帳票は多種類あり、項目も任意に設定が可能なため、様々な用途に活用が可能。
2 クロノスPerformanceの設定により、任意に計算式を作成して、特殊で固有な集計も可能。

お客様の声

WebレコーダーX (タイムレコーダー)の導入で、客観的な労働時間の打刻が可能になりました。
GPSによる場所の検知で、外出時の出勤場所や退勤場所まで把握が可能になったため、信頼してもらえる労働時間管理体制になったと感じています。
システム導入後、社内規則として時間外労働の申請もクロッシオンのワークフロー機能を利用して極力都度おこなうように定めました。会社として都度申請を推奨することで、各従業員の時間外労働に対する意識が変化したように感じています。
更に、クロノスPerformanceを使用することで実際の労働時間と時間外労働の申請された時間の乖離を把握することが可能になりました。時間に乖離のある従業員に対してクロッシオンのアラート機能で警告することで注意喚起が出来るようになりました。アラートにより過重な時間外労働が激減し、従業員の時間管理に対する意識の向上が見えたように思います。
また「時間外労働は30時間を超えてはいけない」という目標を立てることで、従業員の働き方にも変化が起こり、結果として各従業員の業務効率が向上しました。
有給休暇管理も、現状の取得数を従業員が各自で把握可能になりました。
各所属長がクロッシオンを確認することで、部下の勤怠状況を常時把握可能になったため、過度な時間外労働を行っている部下や、有給休暇の取得が出来ていない部下への注意も出来るようになりました。
働き方改革の核となる勤怠管理のシステム化が実現したことで客観的な処理が出来るようになり、嬉しく思います。

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